白馬の試写会に行って参りました。
Deeper, Furtherに続く三作目。
個人的には、こちらの作品が最高でした。一般のスノーボードムービーのスタンダードを大きく逸脱した内容。
つまり、いわゆる 「映画」 という作りになっています。
Boarding Co.のWillさんに紹介して頂き、少しご本人とはなさせて頂きました。
今までお会いしたアスリートの誰とも似ていない、独特な孤独の雰囲気。
「落ち着いた」とか「物静かな」という言葉では表現しきれない
底知れぬ静謐感を持った人。
映画の中での滑りから伝わるパッションをひたすらに押し留めたような・・・。
それはまさしくヘルマン・ヘッセの
「荒野の狼」そのもの。
映画の中で最も印象に残ったシーン
やはり、子供が出来てからすべてが変わったということを口にし、
撮影トリップに出かけるジェレミーに対し、息子たちがダダをこねるシーン。
そして、一言
「子供達に人生を味わい尽くす、ということの意味を見せたいんだ」
「生命も大切だが、生き方ももっと大切だ」
家庭をもち、子供をもち、それでも世界のトップを走り続けてきた男の
生の言葉だから、胸に響くのでしょう。
素晴らしい映画でした。
P.S.
会場でも話題になりましたが、
あまり知られていないことですが、
日本人スノーボーダーのデナリの初滑降は、
90年代半ばにメスナークーロワールを滑っている方がいらっしゃいます。
ということを後でジェレミーに伝えたら、ビックリされていました(笑
YH
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