我々の騎士の痛快で悲しく、そして目くるめく物語。
一ヶ月のカナダ滞在中、読みたい(読み直したい)本をリストアップ。
帰国前に色々手配して、届いてました。
1・セルバンテス/ドン・キホーテ
2・ゲーテ/ファウスト
3・三島由紀夫/金閣寺/葉隠入門
4・ポール・バレリー詩集
5・西脇順三郎詩集
宇多田ヒカルのプロフィールに愛読書が載っていますが、
どれもこれも「新潮文庫・夏の百選」というような、クラシックな名作。
でもかえってそれが、文学を愛する人の信頼の証。
というわけで、まずはドン・キホーテから。
永田寛定訳の歴史的仮名遣いが、イカしています。
我々の騎士ドン・キホーテととある羊飼いの会話。
「許さっしゃい、わしの友!」
「なら、話しますだ、わしの魂のお武家様、」
というような感じで物語がすすんで参ります。
ドン・キホーテの悲しくも憧れてしまう後ろ姿は、様々な芸術家によって、
描かれています。
ピカソ、ダリ、そして平野遼。
実はみんな、大好きなんだよ、
この生き方が。
涙なしには、読めないなあ。
僕らにとっては、「葉隠」と同じ響きを内包する、
自由と情熱についての書。
YH
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