無事にカナダに到着し、明日より入山になります。
まずはキャンモアのお師匠さんの家にお世話になり、準備をすすめます。
IFMGA Mountain Guideのラリーさん。
日本には雪崩ネットワークのレベル1を通じて何度もいらしています。
さらに彼が日本に来るよりも多く僕がこちらにお世話になっております。・
準備を・といいつつ・・・
といいつつ、久しぶりにお会いするため、ついつい(笑
お師匠さんだけではなく、様々な方々にお世話になりながら、
準備ををすすめます。
2年前に共にACMGガイド試験を受けた、秋山裕司さんには、
貴重な情報を。
さすが、歩きまくり、滑りまくりの方です。
さらに、
キンバスケット湖まで送迎をお願いするクライマーの栗原純子さん。
お世話になりまする。
僕が98年に初めてカナダに来た際に、ルームメイトだった稲毛田健司さん。
レイクルイーズでしごかれました。。。
今回はライフジャケットをお借りました。
現在はTolocoツアーズという個人旅行会社を経営されています。
二児のパパでも、ロッキー山脈のSteep Couloirからレイクルイーズの巨大キッカーまで、
オールラウンドに遊ばれる生粋のスノーボーダー。
個人的には、この二人の極悪トークが楽しかったです(笑
スノーボード全盛期に青春を過ごしたお二人。
かっこつけないけど、フリースタイルなんて言葉を使わなくても、気さくな自由を感じる二人。
家族や社会的な制約や義務を引き受けながらも、
それでも、その佇まいからは、あっけらかんとした自由を感じる。
「自由」と「保証」とは相反する言葉?
保証が欲しければ、何ものかに、束縛され続けなければなれない。
人生を束縛してくれというようなもの。
自由に見える人は、安定からはほど遠く、
死ぬまで続く戦いの中で、かろうじて勝ち取リ続けている結果。
「男なんか、結局最後はカッコイイかどうかだけだろ」
「俺は、Who are you?って聞かれたら、I am a snowboarder.って答えるよ」
自由の生まれた国の遥か北方で、
20年以上も自営で戦い続けている人は、
確かに、そうつぶやく事を恐れない人でした。
そして、帰ってパッキングの続き。 の、
はずが、。
一向にすすまず。。。
元北海道ビリヤードチャンピオンに教えを乞う。
山木さんは、本当になんでも出来る人のよう。
タイミングを計るのが絶妙。
合気道とかの、達人のようと思っていたら、
中ニまで、剣道をされていたそうで、初段の腕前。
中ニで初段は、最速ですよ、最速。
スキーをやるか、剣道をやるか、二者択一でスキーに行かれたそう。
やはり、日本人は武士道ですな。
世界に伍していけるものは、それしかありますまい。
野球をやろうが、サッカーをやろうが、スキーをやろうが、スノーボードをやろうが、
写真をやろうが、絵画をやろうが、科学や哲学をやろうが、お花をやろうが、
お茶をやろうが、ビジネスをやろうが、
日本人が武士道から外れると、エゴイズムに通じてしまう。
また、武士道は、日本人が自由へと向いうる数少ない道の一つである。
という話しを読んだ事があり、僕はそれを信じています。
(そして、実践をしようとしており、果たせず苦い思いばかりしております。)
話しが大幅に外れました。。。
なんとかパッキング終了。
プールテーブルが作戦司令室のデスクになり、
ルートプランもOK.
さて、明日は早朝からの出発。
ヒマラヤに比べればうんと低い標高ですし、
名も知られぬ山ですが、
僕にとっては世界一美しいと思っていた山。
そして今も。
フランスの響きのあるこの山は、
宰相ジョルジュ・クレマンソーにちなんだ、
山とも聞きます。
元は文学青年だったというクレマンソーが、第一次世界大戦に際し、
敗北しそうなフランスを率いるにあたって叫んだ言葉は一つ、
Je fais la guerre!
「私は戦う!」
では21日間、いってきます。
有り難うございました。
YH
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