組織的レスキューとファーストエイド、と講習会。

日本雪崩ネットワーク(JAN)の講師3名で、カナダはレベルストークにいってまいります。

 

JANとCAA(カナダ雪崩協会)は今年で提携が12年目になり、国際的なパートナーシップが続いています。

 

今回はCAAの好意によりCPDプログラム(プロのための生涯教育プログラム)であるAvSARコースの視察をさせて頂くことになりました。

 

http://www.avalanche.ca/caa/training/avalanche-search-and-rescue

 

このAvSARコースは現在ではCAAレベル2のモジュール2を受講するにあたっての、

必須プログラムになっています。

僕が2008年にCAAレベル2を修了した際にはまだ存在しなかった新しいコースです。

 

今までは雪崩レスキューは雪崩レスキュー、ファーストエイドはファーストエイドと別のコースで教えていましたが、実際の現場では掘り出しの後には、連続してファーストエイドの処置が行われます。

 

今回のコースの受講条件はCAAレベル1および80時間以上のファーストエイドコースとなっているように、両者の連続的な講習になっているのではないかと思います。

 

 

また、大規模な雪崩捜索において(今回の真砂岳での事故のような)公的機関との連携、

組織的レスキューの際、様々な役割の人間がいかに有機的に動くことができるのか、

 

 

来年度以降、日本の現状に対してどのように適用できるのか、

 

非常に興味のある課題です。

 

 

YH

 

 

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コメント: 2
  • #1

    takuya(Whistler) (金曜日, 29 11月 2013 17:05)

    うお!激しく興味ありです。メールします!
    最近雪崩から離れていました。
    僕もCAAの資格を取った時にはこのコースは無かったと思います。
    最近RockyやWest Coastでコースを教えています。バックカントリーでの雪崩とFirst-aidを繋げたシミュレーション・ブラッシュアップを兼ねた勉強会を資格取得者と一緒に行っています。
    受けに行きたいな~。

  • #2

    blindside (金曜日, 29 11月 2013 17:20)

    ども~。いいねー、相変わらず(笑)
    こちらのコースは、仕事のための資格なので、CAAレベル2を目指させる人、つまり雪崩関係オペレーションで働いていないと受講資格ないみたいですね。というか、本来の資格は仕事で使えなければ意味がないので、まずは先にレベル2にチャレンジ!