修行大師

 

 先日、群馬方面に滑りに行きがてら山で亡くなった友人のお墓参り、というかお墓参りがてら滑りに行ってきた際のことです。

 

 

初めて来た際には、目にはとまらなかったですが、

お寺の一角に、ちょっと目をひく石像が建てたれており、

 

「修行大師像」と銘がうってありました。

 

 

お寺の名は不動寺。 密教のお寺ですので、像の主はきっと空海でしょう。

 

 

帰り際から見かけたその像は、

背中からのたたずまいがとても良く、

 

特に足もとがよかった。

 

 

ボロのようなゲートルのようなものを巻いていて、

立ちつくしている。

 

何かに向かってのストイックさが苦しいほどに伝わってきて、

 

でも、足下からポジティブなものが溢れている、

 

 

そんな不思議な像でした。

 

 

大成したあとの弘法大師ではなく、

まだ修行中の身の若き日の空海をモチーフにしたそれをみて、

 

 

背中が大きく、足の速かった故人もまた、

 

 

この世で修行中の身であったのかな、 と思いました。

 

 

 

そして、山で亡くなった友人はみな、

短い人生のある瞬間に、量は違えども、

 

まだ教団を作る前の若き日の空海と同じような、

ストイックさをもつことのできた人だったのかな、とも思います。

 

 

 

 

YH

 

but at the same time I know you are still Rippin' In the Peace!